平成28年の年の瀬、生活保護のご相談を担当いたしました。
まず、相談件数が、年末という経験的にはもっとも相談数が増えそうな時期にもかかわらず、2件だけであったことは、私にとって驚きでした。
ただ、もうひとつ驚きを感じた場面がありました。
相談担当期間の終盤、夜も19時頃、私の携帯が鳴りました。
男性からでしたが、語り口調から、少なからず切迫したものが伝わってきました。
私は、男性に、行政の生活保護の相談を受けることをすすめ、念のため、相談に同席をしました。
ただ、詳しく男性から聞きだしてみると、現在の情況では、生活保護を申請(受給)できそうにありません。
90分ほど行政の職員と話し合いましたが、またのタイミングにしましょう、という形になりました。
男性とは、その後も、さまざまな生活環境改善にむけた取り組みをいっしょに行うことにしました。
結果としては、男性は生活保護を申請できませんでしたが、こうした相談のさなか、
行政の職員の方々が、実に丁寧な言葉遣いや熱心な姿勢であったことが、驚きでもあり、とても印象的でした。
かつてトドムンド浜松派遣村で、焼津市役所で、富士市役所で・・・行政マンとやり合った頃が懐かしい~